税務署への対応の差が決定的に表に出るのが税務調査で、3通りの対応が見て取れます。
先ず試験組。これはその税理士の性格もあるのでしょうが、処世術を勘案して更に2通りに分かれます。
ひとつは税務署を敵視し、何が何でもお客様の味方。税務署との論争もいとわず、持論を展開していきます。
が、惜しむらく税務署の内情を知りません。
頼もしいのですが、引き際を間違ったり、税務署を甘く見て大やけどをするリスクをはらんでいます。
二つ目は税務調査は必要悪と心得て、とにかく早く調査を終わらせることに必死のタイプ。
自分のミスが明らかになったり、お客様の信頼を失うことを何よりも恐れています。
自信のなさも手伝って、税務署が主張する多少の無理も聞き入れ、お客様に妥協を追ります。
あまり頼りにはならないタイプ。
そして最後がOB組。これはもう言わずもがなで、 税務署サマサマ。
自らもかつては税務署側との考え方が抜けきれず、何でも税務署に同調し税務署に平身低頭。
どちらを向いて仕事をしているのか分からない人もいる程です。