税理士本来の使命は?

税理士本来の使命は?

基本的に税理士は税務署と敢えて喧嘩はしたくないと思っています。

税理士自身も個人であれ、税理士法人であれ、税務調査の対象にはなり得る訳で、睨まれることを望んでいる税理士など皆無で す。

しかし平成も終わったこの時代、税理士本来の使命は適正な税務行政の実現に関与することでしょう。

税務署だって所詮人間がやることです。間違いがないとは言えませんし、それは申告をするお客様も同様です。

その橋渡しをし、双方が納得する形で100兆円を超える予算実現のため、徴税を確保できるようにするのが、最終的な姿でしょうか。

と、ここまで来て、 いよいよ本題です。ではどの税理士がいいのか?

ただ言えること、税務署との喧嘩の仕方を熟知し、適正な税務知識を備えている税理士、となるのでしょうか。

試験組もOB組も、とにかく税理士が多数在籍する どこぞの税理士法人がベストです。

税務調査での対応は?

税務調査での対応は?

税務署への対応の差が決定的に表に出るのが税務調査で、3通りの対応が見て取れます。

先ず試験組。これはその税理士の性格もあるのでしょうが、処世術を勘案して更に2通りに分かれます。

ひとつは税務署を敵視し、何が何でもお客様の味方。税務署との論争もいとわず、持論を展開していきます。

が、惜しむらく税務署の内情を知りません。

頼もしいのですが、引き際を間違ったり、税務署を甘く見て大やけどをするリスクをはらんでいます。

二つ目は税務調査は必要悪と心得て、とにかく早く調査を終わらせることに必死のタイプ。

自分のミスが明らかになったり、お客様の信頼を失うことを何よりも恐れています。

自信のなさも手伝って、税務署が主張する多少の無理も聞き入れ、お客様に妥協を追ります。

あまり頼りにはならないタイプ。

そして最後がOB組。これはもう言わずもがなで、 税務署サマサマ。

自らもかつては税務署側との考え方が抜けきれず、何でも税務署に同調し税務署に平身低頭。

どちらを向いて仕事をしているのか分からない人もいる程です。