税務署はこうして情報を収集する!

税務署の最大の目的は何なのかご存じでしょうか・・・?

まさか医療費控除等で税金を還付してくれるところ、などと呑気な事はおっしゃらないと思います。

そんな業務はホンの一部です。

適正な税務行政を遂行する役所です。

本音を言えば、脱税の防止や摘発が最大の目的です。

そのために、実は税務についての様々な情報が日々収集されているのです。

例えば税務署が、A社の法人税の調査を行ったとします。

帳簿や証票類を基に、売上や仕入、諸経費に亘るまで精細に内容や決済方法等を確認するでしょう・・・。

その段階で、仕入についてB社との取引を確認すれば、その情報はB社の売上になる訳です。

税務署はA社を調査した際、このような作業をB社だけでなく、C社にもD社にも行っているのです。

また、逆も真でA社の売上を調査すれば、X社やY社、Z社の仕入の情報収集ができる訳です。

この情報収集の作業を資料化すると言い、昔は所定の紙に残したので、これが「資料」と呼ばれるものになっていたのです。

さすがに現在では紙でなくデータの形で集積していますが・・・。