専門家はあなた自身!

よく、空室で悩む大家さんや家賃滞納で悩む大家さんからの相談で、内見の時に大家さん自身が立ち会ったほうがよいのかどうかとの質問を受けることがあります。

私の答えは、「立ち会ったほうが良い」です。

その理由は、家賃滞納を防ぐには、内見者の人となりを観察するべきでしょうし、また、内見に連れてきた不動産業者の営業マンより、物件の持ち主であるあなたの方が物件のセールスポイントに関して、よほど詳しいからです。

また、アパート・マンション経営において、真の専門家はあなた自身です。

なんといっても経営しているのですから・・・。

設計士はアパートを自分の作品と考えます。また、ゼネコンは利益が確保できるように設計変更を要望します。さらに、銀行は担保を多く取ることと金利

を稼ぐことしか考えません。不動産業者は、自分の手数料のことしか考えません。大家さんのために戦ってくれる税理士はいません。

少し言いすぎかもしれませんが、そんなアパマンの専門家もどきが、よってたかって、あなたの資産をいじくりまわしているような気がします。

ですから、全てを丸投げするアパート・マンション事業は、なかなかうまくいくはずありません。

また、私にも苦い経験がありますが、ひとつの問題に関して相談した場合、士業に相談してもそれぞれ言うことが違うのが一般的です。まぁ、それぞれの立場によってアドバイスが違うほど、アパート・マンションは複雑怪奇なのですが、

あちらを立てればこちらが立たずでは困るのが現実。

であれば、ワンストップで相談できるパートナーと付き合うか、自らがアパート・マンション経営について学び続けない限り、現状はなんら変わらないよ

うな気がします。

あなたの物件と事業について、「真の専門家はあなた自身!」だということを決して忘れないで下さい。

アパマン経営も事業です。

事業である以上、すべてお任せでは成功は望めません。

丸投げすれば楽でしょうが、世の中に、ラクして儲かる商売はないと思い、粘り強く進めてください。

そうすれば、自分の物件の市場価値を高めた分、天は、あなたに適切な報酬を用意するは間違いありません。