融資可能になるには、「担保評価」と「収益評価」の両方を満たすことが基本です。
① 担保評価の目安
融資金額 > (路線価×80%)+(建物価格×70%)
② 収益評価
(年間家賃×80%) > (金利6%の年間元利返済額)+諸経費
※諸経費は、固定資産税、管理費、修繕費などの合計額
【担保評価が足りない場合】
自己資金を増やすなどの対策を講じます。
また、賃貸の建築費と付帯工事を見直し建物調達コストを下げます。
仮に担保評価が低いために融資を断られても、収益性の高い賃貸であれば「収益性を重視する他の銀行で融資を受けられる場合もある」ので、融資審査の申し込みは複数の金融機関に行うのが良いです。
ただし、融資が受けられるからと言っても、バランスシート上で債務超過に陥らないように注意が必要です
(債務超過とは、所有不動産の価値よりも借入金残高の方が大きい状態を言います)