「地方では、基準年度の固定資産税評価替えにおける標準宅地評価において、
いくら探しても適切な取引事例がない、どのように鑑定評価していいのかと困惑の嘆きの声がよく聞かれる。」
過疎地では売買実例がなく、固定資産税評価基準での時価(宅地価格)が求められません。
しかし、固資税評価額は必要。
比較事例の場所(遠く)や時間(過去)を拡大します。
更には自然の価値や行政サービスを受けるといった価値に目を向け評価するしかなくなります。
そもそも、取引事例がなくて市場性はあるのか・・・?
全国で取引事例のない地域が増え、工夫をするしかありません。(月刊不動産鑑定2019.6)