今、日本では、某自動車メーカーの元会長の逮捕が連日話題になっています。
報酬の年額は何と10億円とか・・・。
また、将来の退職後に備えて、退職金の他にも色々と画策をしていたとか、いないとか・・・?
その実態は今後の捜査を待つとして、毎年の報酬とも密接に関連する退職金について、税務上はどうなのでしょうか・・・?
外国人が日本の会社の役員に就任することも、珍しい時代ではなくなりました。
少し前まで彼らの共通のやり方は、毎年の報酬を敢えて安くしておき、その代わりに数年後に日本を去る 時に受け取る退職金を多額にする契約をしておくことです。
いわば報酬の先送りで、将来のために積み立てておく訳です。
外国人を雇う時の一種のトレンドだったと言ってもいいかも知れません。
それは何故なのでしょう・・・?
それは所得税の扱いが毎年の報酬に係る給与所得 に比べ、退職時の退職金の扱いが格段に優遇されているためのようです。