「日本の(民法)相続法のバグ、相続は法主体の消失を市民社会が消化していく清算手続き。
しかもそれは死から間もない時になんらかの公的な関与できちんと行われなければならない清算手続きなのに、
日本社会がその手続を制度的に組んでい けないというバグがあり、
その結果もたらされている問題の一つが所有者不明土地問題だと思います。
(日本国民法の見本となった)フランス法のように、
公証人が死から間もない時期にきちんと遺産を清算して、登記名義を書き換えることになっていたら、
そんな事態(住民票の保存期間が限られているので戸籍までたどり着けず相続人の特定もできない)にはなりませんね。」
(税研2019.1. 法制審議会)