アパホテルは儲かっている?

聞くところによると、普通のホテルの売上高営業利益率は5~10%だそうです。その一方で、アパホテルは34%。

「うちはよそがまねできないぐらい儲かっているんです。それは自分で土地を買い、ホテルを建て、自分で運営しているからです。運営だけの外資系等とはここが違います。」

以前のニュースレターでも取り上げましたが、2009年のリーマンショック後、安値で仕入れたホテル多数です。あの時から比べると、土地代も建物代も今は3倍はするでしょう。だから低コストもうなずけます。

横浜で37階建2,400室を開業するそうですが、これはあきらかに広告目的でしょう。一番儲かるのは200~300室の中型ホテルのようです。

「これからホテルは供給過剰時代。好立地のホテルを安く買収できるチャンスも来るでしょう。ホテル事業で高収益を上げ続け、キャッシュを持っておく必要があります。」

(週刊ダイヤモンド2017.11.4)

アパは「逆ナンピン」土地買い上がり戦略です。

「期待に反し株価が下がった場合、損切りせず安値で買い増すことで平均取得価格を下げるナンピン。」

アパは土地で「逆ナンピン」買い上がり。

安く買った低コストホテルが沢山あり、それと総平均し黒字の内は相場より高く買い上がれます。つまり株式での『逆ナンピン』で不動産を買い上がりです。

個別物件ごと適正収支を考える並の不動産投資筋は買い負けて当然です。

(日経MJ2016.1.27)